会計を頼まれた人がいちばん困るのは、帳簿の作り方ではありません。「誰が払ったか、誰がまだか」が、ノートと頭の中に散らばっていることです。
総会の前日に名簿を数え直す。通帳の「振込」と名前が一致しない。前任者のExcelが開けない。 大学のサークルでも、町内会でも、スポ少の保護者でも、同じです。
チーム会計の会費管理は、その困りごと用です。 難しい会計の言葉は使いません。やることは4つだけです。

この記事の内容
- 会費管理が解く困りごと
- 「チーム」という言葉の意味
- 画面は4つ(名簿・会費・未払い・入金確認)
- よくある質問
1. 会費管理が解く困りごと
お金の記録そのものは、収入と支出を書けば足ります。困るのは「人」が絡むときです。
- 町内会・自治会:世帯ごとに年会費。班長が集めて会計へ。まだの家が分からない。
- スポーツ少年団:月謝・遠征費・弁当。保護者から「うち払ったはず」と言われる。
- 大学サークル:部費と合宿費。会計が4年生で、引き継ぎのたびに名簿が消える。
- PTA:学年費。年度が変わると「去年の子」と「今年の子」が混ざる。
会費管理は、帳簿の代わりではありません。名簿と、集めるお金と、まだ払っていない人を、同じ場所に置くための画面です。 総会用の収支計算書は、いつもどおり自動で出ます。
2. 「チーム」という言葉の意味
画面には「チーム」と出ます。サッカーのチームだけではありません。会費を払うひとまとまりだと思ってください。
町内会なら「田中さん宅」。スポ少なら選手の名前。サークルなら部員。連盟なら加盟クラブ。 名前の付け方は、団体のいつもの呼び方で構いません。
設定の「チームと会費」にチェックを入れると、会費管理が出ます。 収入や支出を書くときも、どのチーム(どの人・どの世帯)のお金かが選べます。
3. 画面は4つだけ
上のタブは「名簿」「会費」「未払い」「入金確認」です。年度は右上で切り替えます。 去年の人を、毎年ゼロから作り直す必要はありません。
名簿——今年、会費を払う人
まず今年の名簿です。名前のほか、電話やメールを書いておけます。 会議のあと「まだの人に電話する」ときに、別のノートを探さなくて済みます。
右側の金額は、その人がまだ払っていない合計です。 Excelのように、列を自分で足し算する必要はありません。

人数が多いときは「CSVインポート」です。Excelの名簿を、CSVにして読み込めます。 人が払う団体(町内会の世帯など)と、チームが払う団体(加盟クラブなど)で、読み方を選べます。
名前に「2026」などの年度を付けないでください。同じ人を毎年作り直す必要はありません。 去年の人は、今年の名簿に入れるだけで続きます。
会費——何のお金を集めるか
次に、集めるお金に名前を付けます。年間会費、9月の月謝、夏祭りの協力金、合宿費。 1行が「このお金」です。金額と、いつまでに、もここに書きます。
「割当」は、何人(何世帯)に頼んだか。「未収」は、まだ届いていない合計です。 開くと、誰が払うかを一人ずつ決められます。

割り当て——誰が、何口払うか
会費を開くと、名簿の人が並びます。「割り当てる」で、その人が払うことになります。 表示されている人へまとめて割り当てることもできます。
「口」は、何人分・何世帯分かです。兄弟で2口、というときも、ここだけ変えれば足ります。

未払い——会議の前に見る一覧
「まだ誰が払っていないか」だけ見たいときは、未払いです。 上に合計が出ます。会費の種類で絞ることもできます。
電話番号が名簿にあれば、その下に出ます。別のアプリを開かなくて済みます。

ボタンは2つです。意味は次のとおりです。
- 入金を新規記録……手元で現金や封筒をもらったとき。今から記録します。
- 口座入金と照合……すでに通帳や口座に入っているお金と、この未払いを結びつけるとき。 同じ入金を二度書かないための画面です。
入金確認——通帳の行と、人を結びつける
振り込みは、名前が略されていたり、家族の名前だったりします。 入金確認は、左に口座の入金、右にまだ払っていない人を並べます。 合うものを選んで確認するだけです。

口座と期間を先に選びます。会費ではない入金(募金など)も一覧に出ます。 会費と関係ない行は、結びつけなければそのままです。無理に会費へ入れなくて構いません。
4. 担当が変わったとき
紙のノートは、前任者の家に残りがちです。会費管理は組織の画面にあるので、 新しい会計担当を招待すれば、名簿も未払いもそのまま見られます。
取引の打ち方は収支明細書の入力ガイド、前期の科目の揃え方はAIが勘定科目を引き継ぐです。会費の「誰がまだか」とは別の話なので、必要になったら読んでください。
5. よくある質問
会計の知識は要りますか?▾
要りません。「誰が払うか」「まだ誰が払っていないか」「お金が届いたか」だけです。借方・貸方は出てきません。
パソコンが苦手でも使えますか?▾
画面は4つだけです。名簿・会費・未払い・入金確認。スマホのブラウザでも開けます。アプリのインストールは不要です。
「チーム」とは何ですか?▾
会費を払うひとまとまりです。町内会なら世帯、スポ少なら選手や保護者、サークルなら部員、PTAなら学年、というように、団体の呼び方に合わせて使えます。
現金でもらったときは?▾
未払いの一覧で、その人の「入金を新規記録」を押します。今受け取ったお金を、その場で記録します。
通帳に振り込まれたときは?▾
「入金確認」で、左の入金と右のまだ払っていない人を選んで結びつけます。同じお金を二度入力しなくて済みます。
担当が変わったら、名簿は消えますか?▾
消えません。新しい担当者を招待すれば、名簿も会費もそのまま見られます。紙のノートを渡す必要はありません。
Excelの名簿は使えますか?▾
はい。名簿の「CSVインポート」から取り込めます。会費を払う相手が人(世帯・部員)か、チーム(クラブ)かを選んで読み込みます。